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エスティマ実燃費(2.4FF)
トヨタ:エスティマ(ACR40)の市街地走行実燃費と燃費測定用データの公開情報について
最近燃費が悪いような気がするということで苦情ではありませんが相談を受けたときの燃費改善対策と不具合検証について。まず使用者のエスティマは下の表の通りアルファードの2.4Lなどと共通の2AZエンジン2.4LのFF駆動車。
使用は通勤をメインに、休日は近所に買い物と言う様にほぼ毎日使用しているとの事。通勤距離は約10kmで往復20kmで通勤時間は朝が25分、帰りは20分かからない。
このことから推測して道路状態を聞いてみると朝は多少渋滞しているようで通勤路を最近変えたようでした。変更した通勤路は車はそこそこ走っているが渋滞はせずに流れているとの事でした。距離は変更前とほぼ変わらず。
満タン法の燃費測定では、実燃費6.5km/L~7km/Lの間で推移。以前は8km/L前後で満タンで60km~70kmくらい航続走行距離が短くなったとの事で、新車から一年半経過後の相談でした。比較的厚い関係の人だったのでデータ取りの試乗は同乗していただきました。
燃費が急に悪くなったように感じたときは故障も疑うべきで、基本的にエンジンの調子、トランスミッションの伝達効率、ロックアップ、変速点、ブレーキ引きずりなどは点検をしてから燃費診断に入ります。
私が燃費診断する車の統計を簡単に計算すると燃費苦情や相談の95%以上は故障によるものでなく乗り方や使用上による燃費悪化であることが分かりました。・・・が基本的な部分を怠るとこの手の仕事は大きなトラブルとなる為怠ることはできません。以下データです。
燃費の誤差が出やすい満タン状態から一定距離走行して満タンにする区間走行満タン法による燃費データですので使用者に満タンにしてもらいオドメーターを確認後走行して、走行後同じ感覚で満タンに給油してもらい燃費算出しました。
更に信用性を高める為、燃費計をつなぎ同時に測定し参考とします。燃費計では11.9L/kmを記録しました。やはり故障や不具合は絡んでおらずいつもの燃費測定コースの国道一定速走行にて計測したところ燃費計との誤差は結構出てしまいましたが2.4Lエンジンで1.5t越えの車とは思えない燃費が出ました。
そもそも以前のデータから実燃費が同クラスのミニバンに比較してよい傾向にあるということは分かっており、燃費相談を受けたときの6.5km/L~7km/Lという燃費もこのクラスにしては決して悪いほうではないと思います。
こうした事実は少し考えれば分かりそうなものですが意外と気がつけないものです。なぜならルート変更によって渋滞を回避して通勤時間が若干短縮されているからむしろ燃費は上がるのではないか?と思っていたので悪化原因として考えもしなかったようです。
車重が重いミニバンはSTOP&GOの多い走行を苦手とします。渋滞している道路ではもちろん当てはまるのですが使用者の通勤路は極低速~低速渋滞が10分、残りは国道を60km/hで巡航できるような状態でした。
一方変更後の通勤路は住宅地と農道の混合道路で典型的な裏道。信号は少なくスピードを出せば確かに通勤時間を短縮できそうですが交差点や曲がり角が多く、道も細く、すれ違い時にブレーキで減速、交差点で減速、を繰り返して空いているので加速。このような運転で燃費悪化していると判断できました。
■エスティマ(ACR40)の燃費苦情データ
最近燃費が悪いような気がするということで苦情ではありませんが相談を受けたときの燃費改善対策と不具合検証について。まず使用者のエスティマは下の表の通りアルファードの2.4Lなどと共通の2AZエンジン2.4LのFF駆動車。
使用は通勤をメインに、休日は近所に買い物と言う様にほぼ毎日使用しているとの事。通勤距離は約10kmで往復20kmで通勤時間は朝が25分、帰りは20分かからない。
このことから推測して道路状態を聞いてみると朝は多少渋滞しているようで通勤路を最近変えたようでした。変更した通勤路は車はそこそこ走っているが渋滞はせずに流れているとの事でした。距離は変更前とほぼ変わらず。
満タン法の燃費測定では、実燃費6.5km/L~7km/Lの間で推移。以前は8km/L前後で満タンで60km~70kmくらい航続走行距離が短くなったとの事で、新車から一年半経過後の相談でした。比較的厚い関係の人だったのでデータ取りの試乗は同乗していただきました。
燃費が急に悪くなったように感じたときは故障も疑うべきで、基本的にエンジンの調子、トランスミッションの伝達効率、ロックアップ、変速点、ブレーキ引きずりなどは点検をしてから燃費診断に入ります。
私が燃費診断する車の統計を簡単に計算すると燃費苦情や相談の95%以上は故障によるものでなく乗り方や使用上による燃費悪化であることが分かりました。・・・が基本的な部分を怠るとこの手の仕事は大きなトラブルとなる為怠ることはできません。以下データです。
■エスティマ実走行燃費測定データ
| 車両データ(諸元) | |
|---|---|
| 車種 | トヨタ エスティマ(ACR40) |
| 排気量 | 2400cc |
| エンジン | 2AZ-FE 直列4気筒 |
| ミッション | 電子制御式4速AT |
| 駆動方式 | 前2輪駆動(FF2WD) |
| 10・15モード燃費 | 10.2km/ℓ |
| 使用燃料 | レギュラー |
| 主要燃費対策機構 | エンジンに可変バルブタイミング機構(VVT-Iを採用) ミッションにフレックスロックアップ機構を採用 |
| 燃費診断解析データ | |
| 走行時間 | 2時間10分 |
| 走行距離 | 72.2km |
| 平均車速 | 33.3km/h |
| 停車時間 | 18.5% |
| 平均アクセル開度 | 23% |
| 測定燃費 | 11,1km/ℓ |
| 10.15モード達成率 | 109% |
| 電気負荷 | A/C OFF 他電気負荷無し |
| 走行負荷 | 乗車2人(120㎏)、他積載荷物合計10㎏程度 |
| 燃費向上チューニング | 特に無し |
| 燃費悪化デチューン | 特に無し |
■エスティマ(ACR40)の実燃費解析結果
燃費の誤差が出やすい満タン状態から一定距離走行して満タンにする区間走行満タン法による燃費データですので使用者に満タンにしてもらいオドメーターを確認後走行して、走行後同じ感覚で満タンに給油してもらい燃費算出しました。
更に信用性を高める為、燃費計をつなぎ同時に測定し参考とします。燃費計では11.9L/kmを記録しました。やはり故障や不具合は絡んでおらずいつもの燃費測定コースの国道一定速走行にて計測したところ燃費計との誤差は結構出てしまいましたが2.4Lエンジンで1.5t越えの車とは思えない燃費が出ました。
そもそも以前のデータから実燃費が同クラスのミニバンに比較してよい傾向にあるということは分かっており、燃費相談を受けたときの6.5km/L~7km/Lという燃費もこのクラスにしては決して悪いほうではないと思います。
使用者のエスティマの燃費悪化要因
最初の問診時に通勤路を変えたという点が気になっていたのですが、やはり試運転しながら問診を進めていくと、「そういえば通勤路を変えた辺りから燃費が悪化したのかもしれない」ということでした。こうした事実は少し考えれば分かりそうなものですが意外と気がつけないものです。なぜならルート変更によって渋滞を回避して通勤時間が若干短縮されているからむしろ燃費は上がるのではないか?と思っていたので悪化原因として考えもしなかったようです。
車重が重いミニバンはSTOP&GOの多い走行を苦手とします。渋滞している道路ではもちろん当てはまるのですが使用者の通勤路は極低速~低速渋滞が10分、残りは国道を60km/hで巡航できるような状態でした。
一方変更後の通勤路は住宅地と農道の混合道路で典型的な裏道。信号は少なくスピードを出せば確かに通勤時間を短縮できそうですが交差点や曲がり角が多く、道も細く、すれ違い時にブレーキで減速、交差点で減速、を繰り返して空いているので加速。このような運転で燃費悪化していると判断できました。