This page:燃費向上対策解析ブログ TOP > 燃費向上要素・悪化要素 > 車使用方法 > 短距離繰り返し走行
短距離繰り返し走行
車の走行で短距離の繰り返し走行と自動車燃費の関係を解析して燃費向上する方法
例としては毎日買い物に車を使用するが往路2km、復路2kmの計4kmしか走行しない、また走行の所要時間は道路が空いているので計10分程度である。というような場合です。
「ショートトリップ」の定義目安としては1回の走行距離が8km未満かつ走行時間が20分未満の走行の繰り返しとします。(あくまでも目安でシビアに考える必要はありませんが走行距離、走行時間が少ないほど影響は大きくなります)
ショートトリップ(短距離繰り返し走行)をすることによってなぜ燃費が悪化するのでしょうか?その原因を解析してみたいと思いますので以下を参考にして下さい。
車を使用する上でエンジン始動はどの車も行いますのでエンジン始動をすることが燃費を悪化させる要素となるというのはおかしいのですが、ここで考えなければいけないのは走行距離に対するエンジン始動回数です。
上で挙げた「ショートトリップの例」としては往路2km、復路2kmの計4kmです。当然エンジン始動回数は最低でも2回となります。単純に2kmで1回のエンジン始動回数です。一方「通勤車両などの使用状況」を想定して1回20km程度走行する車ですと20kmで1回のエンジン始動回数です。
それでは「ショートトリップ車両」と比較するために計算してみます。自動車は燃料満タンで航続走行が約400kmを目安として作られているので400km走行当たりで計算するとしましょう。
「ショートトリップ車両」は2kmで1回のエンジン始動回数なので400km走行当たりで計算すると200回エンジン始動を行う計算になります。
「通勤使用想定車両」は20kmで1回のエンジン始動回数400km走行当たりで計算すると20回エンジン始動を行う計算になります。つまり「ショートトリップ車両」は「通勤使用想定車両」と比較すると180回分のエンジン始動の燃料を多く消費するわけなので当然燃費は悪くなります。
さらに悪化条件はコレだけにとどまりません。
始動時は一瞬の事ですが暖機制御は冷却水温度に応じて続けられますので極端に走行時間が短い状態ですと暖機制御の影響を受けたままの走行しかしていないという状況もありえます。このような状況ですと燃費はかなり悪化してヘタをすれば10・15モード燃費の半分以下になってしまう例もあります。
特に冷却水温度が低く暖機制御時間が長い冬場ではこの影響を大きく受け「ショートトリップ車両」でなくても燃費が悪化する傾向にあります。
特にエンジンオイルのメンテナンスには注意が必要です。上で挙げたように「燃料増量制御」での走行が大半を占めるため排気ガスとしては常に高濃度HCを排出しながら走行しています。
※HCとはガソリンなどの燃料化合物の元素記号です。未燃焼ガスと解釈してください。
またエンジン内部にも排気ガス(燃焼ガス)は多少吹き抜けます。高濃度HCを含む高温ガスがエンジン内部に吹き抜けるとエンジンオイルなどに吸収され中和されますが、このような状況ばかりが続くと中和限界をすぐに超えてしまいます。
中和限界を超えるとエンジンオイルの酸性度が上昇してエンジン内部の金属部品の磨耗、腐食が促進されます。またガソリンによって希釈されたエンジンオイルは粘度が極端に低くなり油膜保持性能が低くなりますので特にエンジン始動時(ドライスタート時)にエンジン内部の部品の磨耗が激しくなります。
このような理由から走行距離にしてはエンジン内部の消耗が激しく、乗っていないから・・・というりゆうでメンテナンスを怠っていると早期にオイル上がりやエンジン打音が出る可能性もあります。
また出力のロスも大きくなりますので当然燃費も悪くなっていきます。
使用状況による燃費悪化なので同じ使用状況であると燃費が悪い状態から逃れることは出来ません。エンジンのためにも1週間に1回くらいは距離20km以上、時間30分以上の走行をすることによってコンディションを整えることは出来ます。
コンディション調整の効果としてはショートトリップにより結露で溜まったエンジンオイル中の水分除去、ガソリン希釈濃度の改善、プラグ(点火装置)の自己清浄作用回復、バッテリーの充電状態回復などが挙げられます。
定期的にエンジンを完全暖気状態にして回転もそこそこ回してあげましょう。出力低下の防止ということで結果として燃費向上・・・いや維持くらいには繋がるかと思います。
■短距離繰り返し走行とは
ここで書く短距離繰り返し走行とは配達車のように1日にエンジンスタートとストップを繰り返すような走り方の事ではなく、毎日使用するが1日に走行する走行時間及び距離が短いという使用方法のことを指し、ショートトリップとも言います。(以下ショートトリップとします)例としては毎日買い物に車を使用するが往路2km、復路2kmの計4kmしか走行しない、また走行の所要時間は道路が空いているので計10分程度である。というような場合です。
「ショートトリップ」の定義目安としては1回の走行距離が8km未満かつ走行時間が20分未満の走行の繰り返しとします。(あくまでも目安でシビアに考える必要はありませんが走行距離、走行時間が少ないほど影響は大きくなります)
■ショートトリップの自動車燃費への影響
ショートトリップ(短距離繰り返し走行)をすることによってなぜ燃費が悪化するのでしょうか?その原因を解析してみたいと思いますので以下を参考にして下さい。
始動時燃料増量制御の影響
エンジン始動時には始動性を良好にするために燃料噴射量を最大にする制御を行っている自動車が大半です。また始動時のみ燃料噴射装置の制御をグループ(同期)噴射制御(1回転2噴射制御)を行う車種もありますので燃料消費量としては多くなります。車を使用する上でエンジン始動はどの車も行いますのでエンジン始動をすることが燃費を悪化させる要素となるというのはおかしいのですが、ここで考えなければいけないのは走行距離に対するエンジン始動回数です。
上で挙げた「ショートトリップの例」としては往路2km、復路2kmの計4kmです。当然エンジン始動回数は最低でも2回となります。単純に2kmで1回のエンジン始動回数です。一方「通勤車両などの使用状況」を想定して1回20km程度走行する車ですと20kmで1回のエンジン始動回数です。
それでは「ショートトリップ車両」と比較するために計算してみます。自動車は燃料満タンで航続走行が約400kmを目安として作られているので400km走行当たりで計算するとしましょう。
「ショートトリップ車両」は2kmで1回のエンジン始動回数なので400km走行当たりで計算すると200回エンジン始動を行う計算になります。
「通勤使用想定車両」は20kmで1回のエンジン始動回数400km走行当たりで計算すると20回エンジン始動を行う計算になります。つまり「ショートトリップ車両」は「通勤使用想定車両」と比較すると180回分のエンジン始動の燃料を多く消費するわけなので当然燃費は悪くなります。
さらに悪化条件はコレだけにとどまりません。
暖機時時燃料増量制御の影響
エンジン始動直後はエンジンの冷却水温度に応じて燃料増量を行い暖気を促進する制御を行います。「ショートトリップ車両」は上で挙げた「始動時燃料増量制御の影響」と同じ回数この暖機制御による影響も受けます。始動時は一瞬の事ですが暖機制御は冷却水温度に応じて続けられますので極端に走行時間が短い状態ですと暖機制御の影響を受けたままの走行しかしていないという状況もありえます。このような状況ですと燃費はかなり悪化してヘタをすれば10・15モード燃費の半分以下になってしまう例もあります。
特に冷却水温度が低く暖機制御時間が長い冬場ではこの影響を大きく受け「ショートトリップ車両」でなくても燃費が悪化する傾向にあります。
エンジンへの影響
自動車は走行距離に比例して寿命も短くなると思っている人が大半でしょうが実はそうでもありません。過走行ももちろん寿命を縮めますがショートトリップもかなり深刻なダメージを受ける可能性があります。特にエンジンオイルのメンテナンスには注意が必要です。上で挙げたように「燃料増量制御」での走行が大半を占めるため排気ガスとしては常に高濃度HCを排出しながら走行しています。
※HCとはガソリンなどの燃料化合物の元素記号です。未燃焼ガスと解釈してください。
またエンジン内部にも排気ガス(燃焼ガス)は多少吹き抜けます。高濃度HCを含む高温ガスがエンジン内部に吹き抜けるとエンジンオイルなどに吸収され中和されますが、このような状況ばかりが続くと中和限界をすぐに超えてしまいます。
中和限界を超えるとエンジンオイルの酸性度が上昇してエンジン内部の金属部品の磨耗、腐食が促進されます。またガソリンによって希釈されたエンジンオイルは粘度が極端に低くなり油膜保持性能が低くなりますので特にエンジン始動時(ドライスタート時)にエンジン内部の部品の磨耗が激しくなります。
このような理由から走行距離にしてはエンジン内部の消耗が激しく、乗っていないから・・・というりゆうでメンテナンスを怠っていると早期にオイル上がりやエンジン打音が出る可能性もあります。
また出力のロスも大きくなりますので当然燃費も悪くなっていきます。
■ショートトリップ車両の燃費向上対策
使用状況による燃費悪化なので同じ使用状況であると燃費が悪い状態から逃れることは出来ません。エンジンのためにも1週間に1回くらいは距離20km以上、時間30分以上の走行をすることによってコンディションを整えることは出来ます。
コンディション調整の効果としてはショートトリップにより結露で溜まったエンジンオイル中の水分除去、ガソリン希釈濃度の改善、プラグ(点火装置)の自己清浄作用回復、バッテリーの充電状態回復などが挙げられます。
定期的にエンジンを完全暖気状態にして回転もそこそこ回してあげましょう。出力低下の防止ということで結果として燃費向上・・・いや維持くらいには繋がるかと思います。