This page:燃費向上対策解析ブログ TOP > 燃費向上関連の自動車機構 > 動力伝達機構 > ロックアップトルクコンバーター

ロックアップトルクコンバーター


スポンサード リンク

CVTやA/Tの伝達効率を向上させる為のトルクコンバーターのロックアップ機構について

■ロックアップ機構つきトルクコンバーターとは


トルクコンバーターとはエンジンの出力を変速機に伝える際にATFを利用した流体継手を利用したポンプインペラ、タービンランナ、ステータ、ワンウェイクラッチから構成される動力変換伝達機構です。

オートマチックトランスミッションのトルクコンバーターはスリップ率が高い領域ではトルク増大をし、スリップ率が少ない安定走行域ではトルク増大作用が無くなり伝達効率が悪化します。

そこでスリップ率が少なくトルク増大作用が見込めない領域では入力側と出力側を固定する制御を行うことで伝達効率のロスを少なくしています。このような機構の付いたトルクコンバーターをロックアップ機構つきトルクコンバーターといいます。

ロックアップ制御の高性能化

従来のA/T(オートマチックトランスミッション。以下A/T)はオーバードライブ(TOPギア)の一定速度異常でしかロックアップが働かないようになっていましたが現在ではトヨタのフレックスロックアップ機構をはじめとしたハーフロックアップ制御など微妙なロックアップ制御も可能になっています。

コレによってトルクコンバーターの伝達効率は向上し、燃費向上にも大きく貢献する機構になっています。電子制御ATだけでなくCVTのトルクコンバーターも低回転域からのロックアップ制御で更にロスを少なくしています。

ロックアップ機構と燃費性能

ロックアップ機構の発達は燃費性能を飛躍的に向上させました。従来のATは流体継ぎ手ならではの伝達効率の悪さが燃費悪化に繋がっていましたがロックアップ機構の性能向上によってM/Tの燃費に迫りつつあります。

特にCVTと精密制御ロックアップの組み合わせはCVTのワイドレンジなギヤ比を生かした変速制御でずぼらなM/Tの運転を優に凌ぐほどの燃費性能を持っています。今後更にトルクコンバーターの性能は向上しロックアップ機構も緻密化していくことでしょう。

ロックアップ機構とATF

ロックアップ機構つきのA/TはATFの管理が通常よりシビアです。ATF油温や粘度によってロックアップ作動領域を制御している場合がほとんどなので汎用の安いATFなどを入れると加速不良やロックアップしないなどの不具合が起きる可能性があります。

純正の使用が好ましいのですが他メーカーでは対応を必ず確認しましょう。社外なら当方でワコーズのハイパーS 20Lの有効性は確認できています。(日産のエクストロイドCVTとトヨタのタイプF指定以外。)


cms agent template0035/0036 ver1.005